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「色粉・糊・絵の具」は、用語を使うと 「色材+展色剤(メディウム)=絵の具」ということ。
私たちが絵の具を選ぶとき、使っている絵の具から「色」を見て選ぶが、絵の具としての使い心地や適切さは、「糊」である「メディウム」の性質による部分が大きい。
顔料と染料について、水に透明水彩絵の具とカラーインキを溶かして観察。
ほぼ似た色味の30種類の絵の具のカラーチャートをつくる。
カラーチャートは4種類の支持体(木炭紙、画仙紙、油彩用油性キャンバス、ガラス板)。
*絵の具の種類によって支持体への定着や使い心地に差がでることを体験的に観察。
実際はきれいなチャートができることに感激。
画仙紙(吸水性)、画用紙(水をはじく)、ガラス板、麻布の4種に水と油(精油と乾性油の2種)をたらし、そのしみこみ方や広がり方、盛り上がり方を観察。
*アクリル絵の具のメディウムもやってみた方がよかった。
膠で、それぞれの絵の具を練り、その感触を味わう。
展示室にいき、大観と聴雨の作品の絵の具やその使い方の差を見る
顔料2種、アラビアゴム、リンシードオイル
リンシードオイルを徐々に加えながら練ってみる。
*練りはきれいに「分散」状態になれば、それが良い絵の具になる。
製造中止になった油性インクの代品を油絵の具のメディウムを変えることでできないか。
メディウムの違いで、色つや、乾燥度、のび、ねばりなどが変化し、その中から最適なものをさがす。
5個のガラス容器に5種類のメディウムをいれ、違いをみる。
空気・水・ミルク・リンシードオイル・血(あるつもり)
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