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マネ《草上の昼食》他を例に、様々な階層のイメージが立ち上がり、組み合わされることと
ぶらぶら歩きとしての散歩との関係。目的地のある観光、史跡や作品めぐり、「トマソン」探し、などとの違い。
「イメージ」の様々な在り方。「心象」から「画像」や「社会的イメージ」までの説明。
参加者の位置(机の配置)は物(イメージ)と向き合うように設定されている。
参加者は、身の回りの「気になるもの」3つをもってきている。
これらを机の上に、課題にそって配置する。課題は(1)から(5)までの5通り。
参加者同士で置かれたものを見て気になる理由を探ってみたが伝達されない。
持ってきた3つのものについて思い浮かぶ言葉を50~100個挙げて、紙に書く。
20分ほど出し続けて、その中から気になる理由1つに対して1つの「1番大事な言葉」を選ぶ。(3つのものに対し気になった理由がすべて違う人は、3つの言葉が選ばれる。)
別紙に「大事な言葉」のみを書く。
その言葉の同義語を3つ、反対語を3つ、同じカテゴリーの言葉を3つ、書く。
これらの言葉をいくつか使った短文を書く。
短文を他の人のものと取り替える。
短文のうち1つについて、その文に合うと思うものを、参加者が持ってきたもののうちから1つ選ぶ。(言葉や文の元になったものでなくてもかまわない。)
選んだら、紙は伏せる。
選んだものが「あの世」にあるように見える場所を、創作室内で探し出して置く。そのとき、補助的に創作室にある他のものを使ってもかまわない。
昨日と変わった作業机の配列。
今日は、イメージと自分が、できるだけ強く結びつくような場のための机。
イメージを変えるには?昨日の「言葉」を例に・・・
キーワード:つながり/順序/カテゴリーの上位・下位/意味/連続性・途切れる
52枚の写真(用意された)を、各人に一組ずつ配り、それを並べ替えてみる。
午後の予告:
キーワードは「類同代理物(同じイメージをもてそうな別のもの、心象を示す物体や表現物)」。
創作室から出発し館内を下から上まで1周する。
1つ1つの場所であるよりは、通路や階段を含めて、移り変わっていく空間と、そのなかで身体の感覚、(心の)感じが変わっていくあたりを記憶していく。
この30分の散歩の心象地図(イメージマップ)を2つつくる。
大きな方針としては、イメージの変化を時間の経過に関連づけて一直線に並べていくことと、出発点と終点が同じで空間的には循環したこととイメージ変化を関連づけて円環状に配列するなど。
また、特徴的な場所や創作室自体がどのようなイメージで、そこに何を類同代理物として使うかが、組み立てていくときのヒントになるかもしれない。
できあがった、あるいは途中の、AマップとBマップを各人が並べて床におき、全員で見て歩き、イメージ変化とその表現を楽しんで終了した。
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