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亘理地域から石巻地域にかけては,イチゴやトマトなど施設野菜の大産地であり,県産出額はイチゴ60億円,トマト21億円であり,地域経済に与える影響も大きくなっています。
今後,短期間で園芸作物栽培を再開したい農家も多いのですが,安定した施設栽培を行うためには,除塩対策を十分に行うことが重要であり,また,当面の対策として塩分を含んだ土壌から隔離した低コスト少量培地培地栽培技術を導入することが必要となります。
ブルーベリーの養液栽培
ハマボウフウは国内の海岸地帯に広く分布し,古くから食用として利用されていますが,近年の乱獲により個体数が激減しています。一方,津波被災農地においても作付は可能と考えられ,品質を生かした地域特産品として新規に需要を生み出す可能性があります。
名取市閖上では平成13年より民間組織が独自にハマボウフウの増殖に取り組んできました。これまでに経済栽培の試作も行っていますが,栽培体系の確立までには至っていません。また,今回の大震災で増殖ほ場が壊滅的な被害を受け,新規の増殖ほ場を設置することになりましたが,効率的な増殖方法は明らかではありません。
そこで,栽培技術を確立させることによって津波被災地への作付を広め,農地再生の足がかりにするとともに,地域特産品として新しい商品性を備えた農産物を育成します。
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