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(農園研 園芸栽培部)
津波で被害を受けた地域は園芸作物の重要な産地でもあり,早急な復興対策が必要となっていますが,津波による砂・汚泥の堆積と海水による塩害の発生が懸念されていまする。
今後,短期間で園芸作物栽培を再開するために,果樹では結果樹齢が早く換金性の高いベリー類などの小果樹類について耐塩性を検討しています。
【試験・調査概要】
仙台市若林区荒井の津波被害園地(高さ約1mで浸水)で土壌分析を行ったところ,塩素,Na2Oの値が高く,ここを現地ほ場として選定しました。
当該地にピートモスを約20リットル/株用いてハイブッシュブルーベリー品種である「ブルークロップ」2年生苗木を植栽(7月12日定植)し,杉樹皮を厚さ20cmでマルチ施用し生育経過を調査しました。
また,対照区として農園研果樹ほ場内に同じ量のピートモスを用い同苗木を植栽(8月2日定植)し,杉樹皮を厚さ20cmの厚さでマルチ施用し生育を観察しました。
供試本数は6本×3反復
(平成24年1月13日掲載)
【ブルーベリー】
植栽前の被災園地の土壌分析値
被災園地:生育量は少ないが枯死はしない
農園研内
栽培場所がブルーベリーの樹体生長に与える影響
栽培場所がブルーベリーの総新梢長に与える影響
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