宮城のプルサーマル情報｜宮城県・女川町・石巻市の考え

女企第720号
平成22年3月18日

東北電力株式会社

取締役社長　高橋　宏明　殿

女川原子力発電所の原子炉施設の一部変更について(回答)

女川町長　安住 宣孝

平成20年11月5日付けで「女川原子力発電所周辺の安全確保に関する協定書」第12条の規定に基づき協議のあったこのことについては、了解します。
なお、プルサーマル計画を進めるに当たっては、安全性を確保し,町民の信頼感・安心感が高められるよう、下記の事項について適切な措置を講じられるよう要請します。

記

1. プルサーマルの各段階における安全管理の徹底
   MOX燃料の製造、輸送、装荷及び運転等の各段階において、安全管理の徹底を図ること。
2. 女川原子力発電所の安全管理体制の充実強化
   女川原子力発電所の安全・安定運転に万全を期し、品質保証体制をはじめとした安全管理体制の一層の整備、充実強化を図ること。
3. 女川原子力発電所の耐震安全性の確保
   地震工学等の新たな知見を踏まえ、耐震裕度の向上を図る等、適切な対応に努めること。
4. 原子力安全に関する広報と積極的な情報公開
   女川原子力発電所に関するプルサーマル及び耐震等の安全性について、町民の理解を一層深めるための取組を継続し、わかりやすい広報と積極的かつ迅速な情報公開に努めること。
5. 地域経済対策について
   従来以上に地元発注、地元雇用に留意され、将来にわたって本町経済への波及効果が期待し得る措置を取られたい。
6. 地域振興対策について
   地域との共生を図るため、地域振興対策に配慮し、地域の恒久的発展に積極的に取り組まれたい。