宮城のプルサーマル情報|対話フォーラムのお知らせ
対話フォーラムの結果・記録
テーマ「プルサーマルの安全性について」
プルサーマル計画に対する慎重・推進双方の立場の有識者をお招きし、参加者の皆様の質疑にお答えしながらプルサーマルの安全性を中心に討論を行いました。
石巻市、女川町の3会場で開催しました!
9月5日に開催した基調講演会に続き、参加者の皆様の質疑にお答えしながらプルサーマルの安全性を中心に討論を行う場として「対話フォーラム」を開催しました。10月31日(土曜日)の石巻市立万石浦中学校を皮切りに3会場で開催し、延べ約900名の皆様にご参加いただきました。
各会場では、まず慎重、推進の立場のパネリストから基調講演、お二方の討論を経て、会場の皆さんからから直接質問をいただく形で質疑応答が行われ、寄せられた質問にはパネリストからその場で回答をいただきました。
進行役であるファシリテータは、3会場とも、東北大学名誉教授 未来科学技術共同研究センター組織マネジメントプロジェクト教授北村正晴氏と東北大学大学院工学研究科・量子エネルギー工学専攻助教藤原充啓氏の両名に務めていただきました。
進行内容
主催者挨拶
説明
事務局よりプルサーマル計画に係る経緯やフォーラムの進行に関する説明(PDF:299KB)
フォーラム
講演1
プルサーマル計画に対して慎重の立場からの話題提供をいただきました。
講演2
プルサーマル計画に対して推進の立場からの話題提供をいただきました。
討論
ファシリテータの進行でお二人のパネリストが討論を行いました。
質疑応答
会場の皆さんの、講演、討論の内容に対する疑問に対し、直接パネリストの先生にお答えいただきました。
まとめ
今回の対話フォーラムで明確になった点などを、ファシリテータがまとめました。
ファシリテータ(進行役)3会場とも
東北大学名誉教授 未来科学技術共同研究センター
組織マネジメントプロジェクト教授 北村正晴氏
東北大学大学院工学研究科・量子エネルギー工学専攻助教 藤原充啓氏¥
開催日程等
万石浦会場
石巻会場
女川会場
ファシリテータ(進行役)プロフィール
北村 正晴 氏 東北大学名誉教授
東北大学未来科学技術共同研究センター教授
- 1942年生まれ。東北大学大学院工学研究科博士課程(原子核専攻)修了。
工学博士。専門は、原子力安全工学、計測工学、ヒューマンファクタ、リスク評価・管理学。
経済産業省、文部科学省等の委員会委員を多数歴任。最近では、科学技術と社会の関係をよりよいものとするため「科学技術コミュニケーションの実践研究」を企画実施しており、多くの原子力立地地域で「原子力技術に関わる諸問題」を材料として、住民との直接対話を積極的に推進している。
藤原 充啓 氏 東北大学大学院工学研究科
量子エネルギー工学専攻助教
- 1971年 北海道帯広市生まれ。2001年東北大学大学院工学研究科(量子エネルギー工学専攻)博士後期課程修了。工学博士。
2001年 東北大学大学院工学研究科助手。2007年より現職。
専門分野は原子力教育、エネルギー材料。
宮城県女川町、青森県六ケ所村等で身近な材料を切口とした一般向け理科実験講座を開設し、一般の皆様とエネルギーについて科学的に考えるための活動を展開中。
パネリストプロフィール
万石浦会場
舘野 淳 氏 元日本原子力研究所勤務
元中央大学商学部教授
- 1936年 旧奉天市生まれ。
東京大学工学部応用化学科卒業。
日本原子力研究所研究員を経て、97年から中央大学教授。
2007年 中央大学退職。現在、核・エネルギー問題情報センター事務局長。
著書「廃炉時代が始まった」(朝日新聞社)、「Q&Aプルトニウム」(リベルタ出版、共著)、「原子力のことが分かる本」(数研出版)、「どうするプルトニウム」(リベルタ出版、共著)他。
山名 元 氏 京都大学原子炉実験所教授
- 1981年 東北大学大学院工学研究科原子核工学専攻修了。工学博士。
1981年 動力炉・核燃料開発事業団東海事業所入社。
1996年 京都大学原子炉実験所・助教授。2002年より現職。
専門分野は、放射化学、核燃料リサイクル工学。
著書「間違いだらけの原子力・再処理問題」(WAC出版)。
石巻会場
小山 英之 氏 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会代表
- 1967年 大阪大学大学院理学研究科博士課程(素粒子論専攻)終了。
大阪府立大学工学部数理工学科で脳神経システムの数理科学的研究などを行い、講師として定年退職。
スリーマイル島原発事故を契機に、関西電力の和歌山県への原発新規立地に反対する運動に参加。1988年より関電の運転中の原発に反対する運動を起こし、1991年の美浜2号機事故を契機に「美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会」を結成し代表となる。その年、関電・高浜2号機の蒸気発生器問題で大阪地裁に提訴。1999年の関電・MOXデータ不正事件で大阪地裁に提訴。全国のプルサーマル問題や六ヶ所再処理問題に関与。
奈良林 直 氏 北海道大学大学院工学研究科
エネルギー環境システム専攻教授
- 1976年3月 東京工業大学工学部機械宇宙工学科卒業
1978年3月 東京工業大学原子核工学専攻修士終了
1978年4月 (株)東芝に入社、総合研究所エネルギー機器研究所に配属
1978年10月 同社 原子力技術研究所発足に伴い異動。
1991年3月 東京工業大学より工学博士の学位授与(論文博士)
1992年4月 同社 原子力事業本部原子力技術研究所 熱水力開発主査
2000年4月 同社 電力・産業システム技術開発センター 主幹
2005年9月 北海道大学大学院工学研究科 エネルギー環境システム専攻 助教授
2006年2月 同大 教授・連携推進部ディレクター、現在に至る
女川会場
伴 英幸 氏 原子力資料情報室 共同代表
- 1975年 早稲田大学卒業
1989年 生活協同組合専従を経て、脱原発法制定運動の事務局スタッフ
1990年 原子力資料情報室スタッフとなる
1995年 同 事務局長
1998年 同 共同代表
内山 洋司 氏 筑波大学大学院
システム情報工学研究科
リスク工学専攻教授
- 1981年 東京工業大学大学院原子核工学専攻博士課程修了
1981年 (財)電力中央研究所入所、エネルギー・技術評価のシステム研究に従事
1985~1987年 米国電力研究所(EPRI)客員研究員
1985~2000年 東京工業大学大学院人間環境システム専攻客員教授
1997年 (財)電力中央研究所経済社会研究所、上席研究員、原子力政策室次長
2000年 筑波大学、機能工学系 教授
2004年~現在 国立大学法人筑波大学大学院システム情報工学研究科 教授
(専門)エネルギーシステム分析、技術経済、ライフサイクル評価
(所属学会)エネルギー・資源学会理事、日本エレクトロヒートセンター副会長、日本LCA学会理事、日本工学アカデミー等
お問い合わせ
- 宮城県環境生活部原子力安全対策課
〒980-8570 仙台市青葉区本町3丁目8番1号
Tel:022-211-2607 Fax:022-211-2695
- 女川町企画課原子力対策係
〒986-2261 牡鹿郡女川町女川浜字女川136番地
Tel:0225-54-3131(代) Fax:0225-53-5483
- 石巻市総務部防災対策課
〒986-8501 石巻市穀町14番1号
Tel:0225-95-1111(代) Fax:0225-94-8681