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昨年11月に、東北電力株式会社から、宮城県、女川町及び石巻市に、安全協定に基づいて、女川原子力発電所3号機におけるプルサーマル計画の事前協議の申し入れがありました。
そこで今回、宮城県、女川町及び石巻市では、地域住民の方々に、プルサーマルについて、関心を高め、理解を深めていただく目的で、石巻市と女川町において、同日の午後とタ方にそれぞれ基調となる講演会を開催しました。
講演会では,地域の皆様に考えていただく前提となるプルサーマルの必要性と女川原子力発電所3号機におけるプルサーマル計画の概要について国と東北電力(株)の説明の後、慎重、推進の立場の専門家に講演をしていただきました。
慎重の立場からは、小林圭二元京都大学原子炉実験所講師、推進の立場からは、出光一哉九州大学大学院教授に講演をいただきました。
講演後の質疑応答では、寄せられた質問に講師や説明者から回答をいただきました。
なお、当日、寄せられた質問については、講師や説明者の方々に回答を作成していただき、県のホームページと女川町、石巻市の担当部署でご覧いただけるようにいたします。
説明/資源エネルギー庁原子力立地・核燃料サイクル産業課長 森本英雄氏
説明/東北電力株式会社取締役副社長 梅田健夫氏
講師/元京都大学原子炉実験所講師 小林圭二氏
講師/九州大学大学院工学研究院 エネルギー量子工学部門教授 出光一哉氏
元京都大学原子炉実験所 講師
1964年京都大学工学部原子核工学科卒業。京都大学原子炉実験所に約40年間在職。その間、原子炉物理学、原子炉工学の研究、教育のほか原子炉施設の運転、保守、管理に従事。1970年代前半より四国電力伊方原子力発電所1号機の行政訴訟で原告支援に参加。1980年代中頃より高速増殖炉「もんじゅ」の訴訟に原告側特別補佐人及び証人等として参加。2000年より8年間、京都工芸繊維大学非常勤講師として物質開発倫理学(公害史、環境問題、企業倫理、生命倫理など)を担当。
著書に「高速増殖炉もんじゅ 巨大核技術の夢と現実」(七つ森書館、1994年)など。
九州大学大学院工学研究院エネルギー量子工学部門教授
1958年福岡県宗像市生まれ。82年九州大学大学院工学研究科応用原子核工学専攻修了。82年動力炉・核燃料開発事業団東海事業所入社。89年九州大学助手、93年工学博士。93年九州大学助教授。2002年より現職。専門分野は放射性廃棄物処理・処分、核燃料開発。原子力委員会政策評価部会委員、保安院核燃料サイクル安全小委員会委員、佐賀県環境放射能技術会議委員、九州プラスネット講師等
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