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【概要】
仙台駅の南東約3.5kmにあり、標高10m前後の広瀬川北岸の自然堤防上に立地する。県内第二位の規模を持つ前方後円墳で、主軸長110m、後円部の径63m、前方部の幅37m、後円部の高さ6.5m、前方部の高さ2.5mである。前方部が後円部に比べ著しく低いのが特徴であり、周囲には幅10数m~40数mの不規則な形の周濠が巡る。
埋葬施設は、南北方向に長い2基の粘土榔(割竹形木棺)で、後円部に排水施設を伴う竪穴式の墓壙を掘り、東西に平行して同時に埋納されていた。副葬品は、東榔から碧玉製管玉1点、ガラス小玉4点、竹製黒漆塗り竪櫛18点が出土しただけで、古墳の規模に比べ極めて貧弱であった。築造時期は、古墳の形態や主体部、墳丘外表の出土遺物から4世紀末~5世紀初頭と推定され、被葬者は仙台平野を治めた首長と考えられている。
現在は、歴史公園として復元整備され、出土遺物は仙台市博物館で展示されている。
【関連史跡】
【基本情報】
指定年月日 | 1968年11月8日、1980年3月14日(追加指定) |
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所在地 | 仙台市若林区遠見塚一丁目ほか |
見学 | 自由 |
アクセス |
(車)仙台東部道路仙台東ICから15分 (バス)仙台駅から市営バス霞の目営業所行きで19分、遠見塚小学校前下車 |
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