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掲載日:2019年2月26日

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指定文化財〈県指定有形文化財〉持福院観音堂

持福院観音堂

県指定有形文化財(建造物)|石巻市(旧牡鹿町)|

牡鹿町給分浜には、重要文化財の十一面観音立像が伝わっているが、この像を本尊としているのが持福院観音堂である。観音堂は3間四方、宝形造、桟瓦葺(もと茅葺き)。

観音堂の由緒、沿革については不詳な部分が多いが、厨子の組物・本堂の組物などは同一の建築様式であり、特に、木鼻類の意匠や角柱の大きな面取りに江戸初期~中期の特徴がみられる。虹梁に施された文様・獅子頭・木鼻の彫刻など、細部意匠のつくりは堅実で優れており、随所に安定した技法が認められる。

多少、校正の修復が入るものの、保存状態が比較的良好であり、江戸初期の様式を残す秀作である。

指定年月日:平成10年7月13日

観音堂

お問い合わせ先

文化財課保存活用班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-3683

ファックス番号:022-211-3693

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