掲載日:2019年2月26日

ここから本文です。

指定文化財〈重要文化財〉東照宮

東照宮

重要文化財(建造物)

承応3年(1654)伊達忠宗の創建で、本殿・唐門・透塀・随身門(楼門)・鳥居等からなっている。

本殿は桁行き3間・梁間2間、向拝をつけ、三方に廻縁をめぐらしている。屋根は入母屋造、銅瓦葺。棟の両端に千木・鰹木を載せる。和様を主とした建築で、正面および両脇間に桟唐戸を吊る。その銅板の辻金具に施された七宝技法にはみるべきものがある。内部は内陣・外陣とに別れ内陣は折上げ小組格天井、内陣には朱漆塗の須弥壇上に壮麗な家形厨子を置き、内部に徳川家康像が安置されている。

唐門は一間一戸、向唐門で、同じく銅瓦葺。扉上部に鳳凰の鳳凰の図柄霊獣麒麟の姿を浮き彫りにする。唐門の左・右に延びる透かし塀(玉垣)は連子窓を付け、腰壁には吹寄せ桟を襷状に配する。鳥居は忠宗婦人の郷里、備前の国の犬島の花崗岩でつくられた明神鳥居で、県下では最古である。

建築様式は本殿・唐門・拝殿を別棟に建て、拝殿背後に幣殿を突出したものである。本殿は欅の美材を用い、堅実成功な手法をもつ江戸時代初期の秀作である。拝殿は昭和10年消失したが、同39年に復興した。「造営承応三天甲三月十七日」の棟札がある。

基本情報
指定年月日 指定年月日:昭和28年3月31日、(追加指定)昭和55年1月26日
所在地 仙台市青葉区東照宮一丁目
見学 本殿以外外観見学自由
アクセス

(バス・鉄道)仙台市営バス東照宮1丁目より徒歩5分、JR仙山線東照宮駅より徒歩3分

(車)東北自動車道仙台宮城ICより約20分(駐車場利用時間8時~17時)

本殿と鳥居 日本遺産ロゴマーク

日本遺産「政宗が育んだ“伊達”な文化」構成文化財

日本遺産に関する各種イベント情報等はこちら(外部サイトへリンク)(文化庁日本遺産ポータルサイトへ移動)

お問い合わせ先

文化財課保存活用班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-3683

ファックス番号:022-211-3693

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

重要なお知らせ

こちらのページも読まれています

 

information retrieval

このページに知りたい情報がない場合は