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慶長14年(1609)伊達政宗の創建で、本堂と庫裏、御成玄関からなっている。中門から中庭に入ると正面に本堂(方丈)、右に庫裏と廊下、左に御成玄関が見られる。御成玄関の前には御成門があり、御成門と中門は太鼓塀と呼ばれる塀で結ばれている。御成玄関は、折れ曲がった石敷で本堂に通じ、武家の折衷門に似た形状をもつが、板敷でない点むしろ方丈建築の玄関の形を承けついだものとみられる。禅宗様の素木造建築である。
本堂は書院造で、入母屋造本瓦葺の巨大な屋根を架し、南・北・東の三方に上縁、下縁をめぐらし、10室に画して中央奥に仏間を設けている。仏間の前に室中の間(孔雀間)、左に上段・上々段の間、右に控の間(羅漢間)・墨絵間を配している。また、仏間前面の室中間の左には文王間、右には鷹間・菊間・松間がある。外観は簡素な和風手法によっているが、内部の彫刻、彩色、金具、襖絵や貼付絵には絢爛たる桃山建築の世界を表現している。
指定年月日 | 指定年月日:明治33年4月7日、(国宝指定)昭和28年3月31日 |
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所在地 | 宮城郡松島町松島字町内 |
見学 | (4~9月)8時~17時、(3・10月)8時~16時30分、(2・11月)8時~16時、(1・12月)8時~15時30分 |
アクセス | (鉄道)JR仙石線 松島海岸駅より徒歩5分、JR東北本線 松島駅より徒歩20分 |
日本遺産「政宗が育んだ“伊達”な文化」構成文化財
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