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【概要】
鳴瀬川の南に伸びる標高65mほどの日の出山丘陵斜面に築かれた瓦・須恵器を焼成した窯跡群で、A~Fの6地点が確認されており、「日の出山窯跡群」と呼ばれている。史跡に指定されているのはA地点にある7基の地下式窖窯である。7基のうち6基は瓦と須恵器の焼成窯であるが、写真右端にある小規模な1基のみ須恵器のみを焼いている。
焼成されたものは、瓦が重弁蓮華文軒丸瓦・重弧文軒平瓦・丸瓦・平瓦で、須恵器の坏や高台付坏は静止糸切手法でロクロから切り離される特徴がある。本窯跡群は、奈良時代前半における陸奥国最大の官窯で、その製品は多賀城・多賀城廃寺・大崎市名生館官衙・同伏見廃寺などの城柵・官衙・寺院などに広く供給されており、当時の窯業生産のあり方を解明する上できわめて貴重である。
【関連史跡】
【基本情報】
指定年月日 | 1976年3月31日 |
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所在地 | 加美郡色麻町四窯字東原 |
見学 | 自由 |
アクセス | (車)東北道大和ICから車で15分 (鉄道)陸羽東線西古川駅から車で20分 |
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