掲載日:2019年1月24日

ここから本文です。

指定文化財〈史跡〉城生柵跡

城生柵跡(加美町)

【概要】

玉造・加美丘陵の先端部に立地している。標高は40m、南に広がる鳴瀬川流域平野との比高は10mほどである。昭和30年に、本遺跡の東1kmに所在する菜切谷廃寺跡の発掘調査が行われた際に発見された。昭和52年から発掘調査が続けられており、8世紀前半に築かれた城柵跡であることが判明している。遺跡の規模は東西350m、南北370mと、東北の城柵としては最も小さい。周囲に大溝を伴う築地がめぐり、北辺の中央に掘立式の八脚門がある。内部から掘立柱建物跡、倉庫、竪穴住居跡などが発見されており、多賀城の創建と同様に8世紀前半の創建と推定されているが、いまだ政庁は発見されていない。
本遺跡の性格については、これまで「玉造柵」や「色麻柵」などに比定する考えが示されてきたが、定説にはいたっていない。

【関連史跡】

アクセスなど基本情報
指定年月日 1979年5月18日
所在地 加美郡加美町城生字館の内ほか
見学 自由
アクセス (車)東北道古川ICから15分 (鉄道)陸羽東線西古川駅から車で7分

築地跡

お問い合わせ先

文化財課保存活用班

宮城県仙台市青葉区本町3丁目8番1号

電話番号:022-211-3683

ファックス番号:022-211-3693

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

重要なお知らせ

こちらのページも読まれています

 

information retrieval

このページに知りたい情報がない場合は