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【概要】
7世紀末~平安時代の玉造郡内の中心的な官衙跡である。大崎平野の北西部にあり、標高40mで、周辺との比高10mほどの台地上に立地している。遺跡の範囲は南北1,100m、東西700mである。中世奥州探題大崎氏の「名生城」としても著名である。
昭和55年からの継続的な発掘調査の結果、城内地区では多賀城より古い7世紀末頃の、四面庇付瓦葺の建物を中心とする官衙中枢部が発見され、それまでの通説に反し、多賀城創建前大崎地方に律令政府の支配が及んでいたことが明らかになった。また、小館地区ではこれより新しい回廊で周囲を区画した、施設跡が発見されている。なお、南1.2kmには付属寺院とみられる伏見廃寺跡がある。
【関連史跡】
国指定史跡:仙台郡山官衙遺跡群 郡山官衙遺跡 郡山廃寺跡(仙台市)、城生柵跡(加美町)、日の出山瓦窯跡(色麻町)
【基本情報】
指定年月日 | 1987年8月17日 |
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所在地 | 大崎市古川大崎字名生小館ほか |
見学 | 自由 |
アクセス | (車)東北道古川ICから10分 (鉄道)陸羽東線東大崎駅から徒歩5分 |
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