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令和元年10月11日(金曜日)に大崎市立三本木中学校において,「三本木中学校キャリアセミナー」が開催されました。
三本木中学校3年生が地域の方々から講話を聞き,進路や自分の生き方について考える機会にしました。
大崎市立三本木中学校では,総合的な学習の時間「若鷲タイム」のテーマを『自らの生き方や将来を考え,夢と志を持って,自分の道を進んでいこう』と設定し,キャリア教育を柱にしながら,自己理解や夢と志を持つことなどについての教育活動を展開しています。生徒が自らの将来の在り方や生き方への考えを深められるように,学年段階に応じた題材を,3年間をとおして系統的に配列して取り組んでいます。
また,各学年でいくつかの単元題材の指導を,地域組織「三本木と学校をつなぐ会」と連携・協働して行っています。
連携・協働活動の基盤組織である「三本木と学校をつなぐ会」は,地域の有志住民で発足し,キャリアセミナーの講師や就労体験学習の就労先等をコーディネートする役割を担っています。
キャリアセミナーでは,地域住民を調整して学校に“ボランティア講師”として派遣し,仕事に対する思い・人生観や目指す仕事に就くために必要な力と方法等について,講義を行っています。
当該組織は,学校と協働して先進的にキャリア教育に取り組んだことにより,平成29年に県が推挙し,「第11回キャリア教育優良教育委員会,学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰」を受賞しています。
セミナーは8人の講師が各々講座を2回設け,生徒が2つの講座を受講できるように設定されました。
各講座では,講師が自らの生き方を紹介しながら,“よりよく生きる”ということについて生徒が気付いたり感じたりできるように講義を進めました。総じて講師らは,仕事に誇りを持ったり,仕事をとおして社会貢献したりすることの尊さや,自己肯定感を持つことの大切さを説いていました。
生徒はうなずいたり,納得した表情を見せたりし,自分の考えや行動に重ねながら聞き入っていた様子でした。
「社会を構成する地域住民」の講話は,社会生活に基づく現実的な事柄として,生徒に共感させたり理解を深めさせたりすることに効果がありました。
学校だけでは得にくい学習活動を,学校が社会と接点を豊かに持ちつつ,多様な人々とつながりを保ちながら設定していることは,優位性が高いものでした。
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