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令和2年11月30日(月曜日)に栗原市立金成小学校において,「MAP活動」を行いました。
5年生児童が,松島自然の家所員から指導を受け,互いに協力しながら課題を解決する活動に取り組みました。
金成小学校は特別活動指導計画の目標の重点の一つに「集団や自己の生活,人間関係の課題を見いだし,解決するために話し合い,合意形成を図ったり,意思決定したりすることができるようにする」と掲げ,志教育の指導事項と明確に関連付けて指導を行っています。協働教育推進計画では「支援者と学校が活動の目標や目的を共有しながら,協働教育に取り組む」,「関係諸機関や諸団体との連携を図り,様々な体験活動の推進を図る」等を重点化し,子供の学習活動の充実と教員の指導技術の向上を目指しています。
松島自然の家は「MAP活動による“コミュニケーション・人間関係づくり”」のほかに,アウトドアクッキングや自然体験ゲーム等の学習メニューを用意し,利用者側の学習のねらいに応じた教育事業「出前講座」を実施しています。
講師を務めた松島自然の家の所員は児童全員に向け,今回の活動を通して「新しい友達(の一面)を見つけて欲しい」,「金成小学校5年生の秘めたる力を引き出したい」と伝え,活動時の約束として「体の安全・心の安全」「ルールを守る」「できる範囲で一生懸命活動する」「自分から進んで楽しもうとする」の4つを明確に示しました。「この“4つの約束”に毎日気を付け続けたら,全員が『幸せ』に近付くことができる」と話し,自分の意識が他者に影響をもたらすという視点を持たせました。
多様なアクティビティによる演習を通して,「約束を守るためにアイディアを出し合いながら活動できていた」とか「ルール違反した友達に気付いてアドバイスしていた」と適時評価し,児童がただ楽しむだけでなく,本時の活動から学ぶべきことを意識できるように言葉を掛け続けました。
学級ごとの活動に入る前に,「自分たち(学級)の中でどのように“目標”を持つ(共有する)のかが大切なことになる」,「人は夢中になっていくと“安全”を忘れがちになる」,「心と体の安全を守ってゴールを目指そうとする,みんなのチームワークが試される」と伝え,児童が学習目標を再確認して気を引き締めるよう促しました。
学級ごとにアクティビティ「パタパタインパルス」に取り組み,児童はゴールタイムを縮めることができると歓声を上げて喜びました。講師は「もっと縮めるために,次はどのようなことに気を付ける?」と考えさせるだけでなく,「どんなことが良かったからタイムを縮めることができたんだろう?」と問い掛け,他者を認めることや集団としての一体感に気付かせるよう導きました。
「しるらないカード」を使用した振り返りで,児童は「みんなで支え合うことの大切さを分かった。」,「石垣が積み重なったように,団結して行動することができたと思う。」などと発表しました。
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