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令和元年12月11日(水曜日)に栗原市立高清水小学校において,「令和元年度第1回栗原市協働教育推進委員会」が開催されました。
今年度推進指定校(市教育委員会指定)5校の校長を含む栗原市協働教育推進委員11名と,栗原市教育委員会事務局及び関係機関職員等10名が出席し,市内で開催する取組についての情報共有や,高清水小学校で実践する放課後子供教室事業の視察を行いました。
栗原市では,平成22年度から要綱を定めて『栗原市協働教育推進委員会』を設置しています。
当該委員会は,「学校,家庭,地域の連携及び協力体制に関すること」や「事業実施上の課題解決とその全体成果に関すること」などを協議する組織の役割を担い,事業を展開しています。
教員と保護者・地域住民の連携の強化や,学校教育への地域教育資源の活用に取り組むことにより,「地域学校協働活動」への発展を図っています。
学校支援活動については,今年度指定を受けた各小・中学校の実践の一端として,地域文化体験活動やキャップハンディ体験学習,交流事業等の事例の紹介がありました。発表した校長は「子供たちが地域の良さや地域住民の思いを感じ取る機会になっている」,「子供たちがやりがいを感じ,自信をもって活動できる」などの成果を挙げました。
地域活動については,各教育センター(5機関)が,ジュニア・リーダーの活動支援を中心とした取組等について紹介しました。
家庭教育支援活動については,小・中学校及び幼稚園並びに保育所が行う家庭教育学級を助成した取組や,栗原市家庭教育支援チームの活動状況,また,今年度新たな取組として,市教育委員会事務局が選定した講師を派遣する「講師派遣事業」を行った実績の説明がありました。
質疑では,中学校における“ジュニア・リーダーの育成”や“ジュニア・リーダー活動の支援”について,情報を交換しました。
中学校長の委員の1人は「『部活動ガイドライン』に基づいた部活動運営により,生徒は週休日に社会活動に参加できる時間が増える。活動日の設定を工夫できるよう調整したい。」と述べました。
質問者の委員は「ジュニア・リーダーは将来の地域社会を担う貴重な人材である。中学校長会として共通歩調で対応されたい。」と期待を述べました。
高清水小学校では1,2年生の希望児童を対象にして,下校スクールバスが出発するまでの約1時間で「放課後子供教室」を開催しました。講師に大崎生涯学習センター社会教育指導員を招聘し,その指導のサポートを栗原市家庭教育支援チームが行いました。
市教育委員会担当者は,「参加した約20名の児童のほとんどは校舎内に併設する放課後児童クラブに在籍しており,“子供教室”終了後に“児童クラブ”に登所する」と説明し,「今後も,放課後児童クラブと放課後子供教室の一体的な実施に向けて検討し,子供たちが多様な体験・活動を行うことができるように努めたい」と述べました。
委員の1人は,「とても上手に絵を描いていた児童のために,活動時間を十分に確保してあげてほしい。」と要望を話しました。
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