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平成30年9月6日(木曜日)に大崎市立清滝小学校で,防災キャンプ「こども防災教室(第4回)」を実施しました。古川清滝地区公民館のコーディネートにより,大崎市立清滝小学校3・4年生が,社会福祉法人大崎市社会福祉協議会古川支所の指導を受け,「災害発生時に家族や近くに居る人と一緒にどのように行動したらよいか」ということについて,「防災ビンゴ」や災害対応カードゲーム教材「クロスロード」を通じて考えを深めたり,友人と学び合ったりしました。また,避難生活の技能を高めることを目指して,「新聞スリッパ」や「紙食器」,「ビニール袋雨ガッパ」を製作体験しました。
ゲーム開始にあたって,講師から「防災袋とは,一時的に避難するときに必要なものをすぐに持ち出せるようにまとめておく袋」ということを学びました。
これを踏まえて児童は,「防災袋の中に入れておくべきもの(総務省消防庁推奨)」にはどんなものがあるか,自分なりに予想してビンゴカードに記入しました。「何だろう?」「食料かな?」「あの銀色のやつかな?」などとつぶやきながら,自分の考えを書き入れてビンゴカードを完成させていきました。
その後,児童はそれぞれ予想したことを順番に発表しました。包帯や懐中電灯,水,ヘルメット等,カードに記入した自分の考えが正答と分かる度に,児童は歓声を上げていました。児童全員が互いの発表を通じて学び合い,また,各グッズがどうして必要なのかということについて,講師の説明を真剣な表情で聞いていました。
講師から,「災害は,思いもよらないような決断すべき場面との遭遇」と知らされ,児童は様々な場面について主体的に考えました。「避難所にペットを連れて行くか」ということを考える場面では,自分とは異なる意見や価値観の存在について気付くことができました。
講師は,「災害時は,必ずしも正解があるとは限らない」と伝え,それぞれの災害場面に応じて考え対応することの大切さについて説明しました。
児童一人一人が,「新聞スリッパ」や「紙食器」,「ビニール袋雨ガッパ」を製作しました。身近にある材料を工夫して使うことによって,避難生活時に大いに役立つグッズを作り出すことができるということを,児童は実感しました。
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