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令和2年10月27日(火曜日)に美里町立青生小学校において,「稲作活動~縄綯い体験」を行いました。
5年生児童が地域活動サークル「第1常盤会」,「第2常盤会」や学区内の行政区長らから講義を受け,自然にある資源を有効に活用して生活に必要な物を製作するということを学びました。
青生小学校は,5年生の総合的な学習の時間で,田植えや稲刈り,脱穀,縄綯いまで一貫して取り組む「稲作活動」学習を行っています。ふるさと教育や志教育の目標との関連も明確にし,農業体験を通して働くことの意義を考えたり,地域住民との交流を通して郷土に生きることのよさを感じたりすることができるように取り組んでいます。
地域学校協働活動全体計画では,推進目標を「これからの地域づくりの担い手となる児童に,ふるさとへの愛着心とともに,協働して課題を解決する力を育む」と掲げています。また,各月に各学年でどのような連携・協働活動を行うか示し,年間を通して地域と連携・協働するよう工夫して教育活動を展開しています。
活動前の開会行事で,古積校長は児童に,材料となる藁は自分たちが収穫したものであることを話し,「稲作でできたものを最後まで無駄にしないということを学んでほしい」ことを伝えて,学習の一貫性を強調しました。
また,行政区長の一人は,「学区内の『山前遺跡』は縄文時代の遺跡を見られる。綯った縄で文様を付けたのが縄文土器だ。」と紹介して,社会科の歴史学習との関連を意識付けました。
活動は,1~2人の児童に大人1人が付いて支援するような態勢で行いました。
藁を梳いたり叩いて柔らかくしたりするためにそれぞれ用いる道具は,講師が美里町まちづくり推進課から借用して持ち込みました。
藁を叩く作業では,「端から順に叩きながら,裏表も返すように回転させながら叩くと満遍なくいく」ことを話し,作業を効率的に進めることを教えました。
2本のワラ束にねじりをかけながら1本に巻き合わせて綯っていく手元の動きを,講師は児童に繰り返し演示し,児童は真剣な表情でその様子を観察し模倣しました。
講師は「最初からうまくいくことはなかなかない。だから何度もやってみる。」と話し,繰り返し取り組むことの大切さを伝えました。時間が進むと,「だんだんうまくなってきたよ。」と言葉を掛けて,児童を励ましました。
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