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大崎市古川清滝地区公民館は,大崎市立清滝小学校と総合的な学習の時間等において連動して「清滝こども防災教室」を実施しており,今年度で7年目になります。
「防災マップ作り」と地域社会に関する学習(地域学習)を関連付けて展開するために,学校と公民館が学習内容について十分に打合せするなどし,子供たちの学習効果を高めています。
『協働教育』の一環としての取組を確立しながら,地域(自主防災組織や地区振興協議会)が一体となって防災学習に取り組むように展開しています。
積水ハウス株式会社東北工場「住まいの夢工場」の見学を通して,エネルギー利用について考えたり,日常の家の中にある危険を探し出し,その対策を考えたりして,防災や減災の在り方を学びました。
児童は「壁に飾ってある絵が落ちるかもしれない」,「ロフトに繋がるはしごの上で滑ってしまうかもしれない」など,気付いたことを発表しました。
講師を務めた社員の方は「日頃から気付いて直しておくことが大切」と伝えた上で,住宅防災の視点として,物を置く場所に気を付けることや物を片付けること,家の外への避難経路を確保することについて知らせました。
「避難所で必要になる物は?」と児童に問い掛けて考えを引き出した上で,「住宅防災は,災害時に自立して生活できることを目指す」と説明し,災害後は生活空間,水や食料,エネルギー等を,時間を追って確保していくことが大切になると解説しました。
住宅メーカーによる住宅防災の講義によって,専門的知見を踏まえた内容を知るとともに,学校だけでは学び合い難い活動にも取り組むことができました。また,実際に社会で働く人々が,どのような思いをもって仕事に励んでいるのかを知る機会にもなりました。
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