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令和2年2月6日(木曜日)に大崎市立古川中学校において,「キャリアセッション」が開催されました。中学校1年生が,地域の方々から「働くこと」や「多様な人生経験」についての講話を聞き,自分の生き方について考える機会にしました。
大崎市立古川中学校では,『「夢」「誇り」「前進」~25年後(40歳)の自分を思い描いて~』をスローガンに掲げ,東日本大震災からの復興を担う「志の高い古川の子ども」を育成するために,志教育を中核とした教育課程を編成しています。生徒が3年間をとおして,自らの将来の在り方や生き方への考えを深められるように,発達段階に応じた学習のねらいを設定し,学級活動や総合的な学習の時間,道徳の各領域における学習課題を系統的に配列しています。さらに,「FYTS」(地域住民を含む組織)と協働し,先進的に志教育の充実に取り組んだことにより,平成25年に「キャリア教育優良教育委員会,学校及びPTA団体等文部科学大臣表彰」を受賞しています。
「FYTS(ファイツ)」は,「Furuchu(古中) Yotte(よって) Tagatte(たがって) Sodateccha(育てっちゃ)」のコンセプトのもと,学校が家庭,地域社会と連携し,子どもの成長を社会全体で支え,地域を支える人づくりのための環境整備を目的として設立されました。教師や保護者はもとより,FYTSのコンセプトに賛同する多様な住民(古川中学校の卒業生や元PTA役員,企業経営者,幼児教育・保育関係者等)により構成されています。
平成24年の設立以降,古川中学校の総合的な学習の時間における学習支援を継続しており,1年生の「キャリアセッション」では講師を務め,2年生の「職場体験学習」では職場へ生徒を受け入れ,3年生の「まちづくり学習」では,生徒が企画する地域貢献活動への助言を行っています。
キャリアセッションは,FYTSに所属する15名が事前に作成した「講座の紹介シート」をもとに,生徒が興味のある講座を選択できるように設定されました。
2時間構成授業の前半では,生徒が講師の「働く意義」や「挫折経験」等を聞き取った後で,更に深く聞きたいことについて質問しました。後半では,小グループに分かれ,心に残ったキーワード等を模造紙に書き込む「ファシリテーショングラフィック」による振り返りが行われました。どのグループも,総じて「人と関わることの大切さ」や「学び続ける意義」「自分の役割を果たす」等,今後の生き方に関わるキーワードを数多く挙げていました。
FYTSのような地域人材による講話は,生徒にとって身近な内容であり,自分自身のことと重ねてより現実的に考えさせる効果が高いことが認められました。
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