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【概要】
鳴瀬川右岸の標高約40mの小丘陵上に所在する古墳群で、主軸長約52mの前方後円墳1基と径10m前後の円墳22基からなる。前方後円墳は小丘陵の頂部にあり、墳頂からは北側に広がる大崎平野を一望することができる。
各古墳は保存が良く、平成9年7月に実施した前方後円墳の発掘調査によって、本県では1906年以来93年ぶりに家型石棺が発見された。前方後円墳では朝顔形・円筒埴輪が採集・出土し、古墳時代中期(5世紀頃)を中心とした時期に、この地域の首長層の墓として築造されたと考えられる。
大崎平野周辺は本格的な古墳が築造された北限の地域であり、本古墳群は単に地域の古墳文化の解明のみならず、北辺域の古墳文化の実態を解明するうえでも重要な位置を占めている。
【関連史跡】
県指定史跡:かめ塚古墳(岩沼市)、鷹の巣古墳群(白石市)、台町古墳群(丸森町)
【基本情報】
指定年月日 | 1992年10月27日 |
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所在地 | 加美郡色麻町四竈字官林ほか |
見学 | 自由 |
アクセス | (車)東北道大和ICから25分(鉄道)陸羽東線西古川駅から車で10分 |
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