ここから本文です。
【概要】
中新田の北西部、玉造・加美丘陵先端部、標高33m前後の地点に立地し、周囲には平坦地が広がっている。
昭和30年に発掘調査が行なわれ、周囲を河原石で小口積みにした建物基壇跡が発見された。基壇跡の規模は東西12.7m、南北10.75m、残存高1.4mで、周囲から多量の瓦が出土した。瓦は奈良時代前半から平安時代前期のものがあるが、最も多いのは多賀城創建と同じ重弁蓮花文軒丸瓦・重弧文軒平瓦等である。また、これに「小田建万呂」の銘のある蓮花文鬼板が伴っている。
本遺跡の西方約1kmには城生柵跡が位置しており、菜切谷廃寺跡はこれに付属して設けられた寺院であると考えられているが、それをさかのぼる可能性もある。
【関連史跡】
【基本情報】
指定年月日 | 1956年9月15日 |
---|---|
所在地 | 加美郡加美町菜切谷清水 |
見学 | 自由 |
アクセス | (車)東北道古川ICから20分 (鉄道)陸羽東線西古川駅から車で10分 |
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す