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竹駒神社は,承和9年(842)草創の神社で,各時代の領主から崇敬されてきた神社である。唐門は社殿の前に建ち,神域の結界として機能する。
構造等は,屋根を向唐破風形式とする四脚門で,柱間寸法は梁行・桁行とも5.4メートルの規模を有する。建築年代は,控柱根巻金物の銘などから天保13年(1842)であることが明らかで,竹駒神社創建1000年を記念する事業として建てられたものと推察される。
境内奥の神域をさらに格調高く整え,江戸時代に完成する竹駒神社の社頭景観構成要素として重要な建造物である。また,江戸時代に建てられた向唐破風形式の門としては県下他に類を見ない大きさで,深い軒と相まって雄大な姿を示している。随所を賑やかに装飾する彫刻類はいずれも精緻であり,江戸後期から末期の特徴をよく表している。
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