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寛政3年(1791)に催行した仙台東照宮祭礼の山車(だし)に関連する墨刷り版画(大絵図)10葉を貼り込んだものである。版画は祭礼の記念品、みやげ物とされ、江戸時代末期や明治の作はかなり現存している。しかし、江戸時代中・後期の作は少なく、まして制作年を特定できる版画は極めて稀である。そのような中で、本資料は年代を特定でき、さらに同種の遺品中では最も古い部類に属している。(宮城県図書館蔵)
仙台東照宮祭礼の墨刷り版画(小絵図)10葉を貼り込んだ巻子本であり、山車だけでなく神輿等を含んだ祭礼一行を図示している。山車の題材は大絵図の「寛政三年仙台東照宮檀尻絵」と共通しており、図柄もほぼ同様で、両資料は同年代の作である可能性があり、仙台東照宮の祭礼を語る上で重要である。(宮城県図書館蔵)
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