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本吉郡南三陸町歌津字皿貝に所在する、中生代三畳紀後期の示準化石である二枚貝化石「モノティス(皿貝)」を大量に産出する地層である。
このモノティス化石の存在は、明治14(1881)年にドイツ人ナウマンが当地を調査で訪れた際に発見し、世に知らしめたことで明らかになった。これにより日本に三畳紀の地層が存在することが証明され、その後の南三陸地域の地質学・古生物学研究の進展につながったという、日本の地質学史上重要な発見の地でもある。
モノティス化石は日本では岩手県大船渡市から熊本県八代市まで、日本列島に沿って南北19箇所の化石産地が知られているが、この皿貝地区はその初めての発見の場所であり、各種のモノティス化石がそろって産出する貴重な場所である。
また周辺には国指定天然記念物「歌津館崎の魚竜化石産地」等の貴重な化石産地もあり、中生代の多様な化石を産する南三陸町歌津の地を特徴づけるものでもある。
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