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【概要】
仙台市北東部から利府町にかけての仙台平野を望む山上に築かれており、東西700m、南北200mの規模をもつ。急峻な地形を利用した天険の要塞で、標高107mの最高所を中心として大小の平坦面や空堀が丘陵尾根上に整然と配置されている。各遺構の保存状態は良好である。中世において宮城郡一帯を支配した留守氏に関わる城と考えられている。また、足利尊氏・直義の争いに端を発した観応の擾乱に際し、観応2年(正平6、1351)奥州管領吉良氏・畠山氏の合戦場となったことは史上著名である。
なお、この城跡は昭和10年に地元岩切村の郷土史研究者と東北帝国大学によって発掘調査が行われ、多数の柱穴が発見された。わが国において、中世城館から掘立柱建物跡が発見された最初の例であり、学史上においても貴重である。
【基本情報】
指定年月日 | 1982年8月23日、1990年4月27日(追加指定) |
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所在地 | 仙台市宮城野区岩切字入山、宮城郡利府町神谷沢 |
見学 | 自由 |
アクセス | (車)仙台東部道路仙台東ICから10分 (鉄道)東北本線岩切駅から車で5分 |
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