ここから本文です。
【概要】
三本木町西部の丘陵斜面に築造されている。昭和47年凝灰岩の急斜面に造られた26基の横穴古墳が確認され、うち23基が発掘調査された。この古墳群を特徴づけるのは、3基の装飾横穴が含まれている点である。家形に造られた遺体を安置する玄室の天上の棟・隅棟・軒回り・隅柱にあたる部分が、赤色顔料によって直線で表現され、それらに囲まれた部分には円文・珠文・同心円文が配されている。日本北限域の装飾横穴である。
副葬品として納められていた土師器・須恵器などの年代によって、本古墳群は古墳時代後期から奈良時代に築造されたものと推定される。なお、調査終了後、古墳群は保存のために埋め戻されたが、隣接して建てられた資料館に第15号装飾横穴が復元され、出土品とともに展示されている。
【関連史跡】
県指定史跡:鳥屋八幡古墳(大和町)、鳥矢ヶ崎古墳群(栗原市)
【基本情報】
指定年月日 | 1973年12月15日 |
---|---|
所在地 | 大崎市三本木蟻ヶ袋字崖下・山畑ほか |
見学 | 史跡見学自由 古墳資料展示室は要連絡(大崎市教育委員会文化財課0229-72-5036) |
アクセス |
(車)東北道三本木スマートICから5分 (公共交通)東北新幹線古川駅からミヤコーバス大衡村役場行きで25分、蟻ヶ袋下車徒歩3分 |
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す