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【概要】
本遺跡は大和町吉岡に所在し、東に延びる低丘陵の南斜面に立地する。遺跡は約20haに及ぶ範囲で、旧石器時代から江戸時代にかけての遺構・遺物が発見されている。このうち主体を成すのは奈良・平安時代の黒川郡衙の一部と推定される区域で、それらは、大きく(1)遺跡南部にある、溝と塀で囲まれた竪穴住居跡と掘立柱建物跡の群、(2)遺跡西部にある、竪穴住居跡と少数の掘立柱建物跡の群、(3)遺跡東部の、方形に塀で囲まれた建物を中心とした掘立柱建物跡群、の3地区に分かれる。
このうち(3)遺跡東部地区では、材木塀が東西58m、南北54m以上の方形に巡り、南辺と東辺には棟門跡が検出された。塀の内には中央の空閑地を取り囲むように倉庫群が規則的に配置されている。これらは国衙や郡衙など官衙の形態に共通する特徴をもち、炭化米が出土していることから正倉院と考えられる。
【関連史跡】
【基本情報】
指定年月日 | 1996年5月31日 |
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所在地 | 黒川郡大和町吉岡字下道下 |
見学 | 自由 |
アクセス | (車)東北道大和ICから5分 |
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