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【概要】
平安時代末期の経塚群で、旧歌津町と旧本吉町にまたがる田束山(標高512m)の山頂にある。この山は修験の山として知られ、山頂から70mほど下がった山腹に、堂や坊の跡と見られる平坦面がある。経塚は山頂にあり、石と土を積み上げた高さ0.7m、径2m前後の円形で、11基からなる。このうち第5号経塚では発掘調査が行われ、石室の中から青銅製の経筒と経巻(法華経)が発見されている。また、経筒の底には松喰鶴鏡がはめ込まれていた。周辺からは経容器と考えられる三筋壷が見つかっている。このほか、山腹平坦面の発掘調査では建物跡や中世陶器が発見されており、田束山にあったと伝えられている「清水寺」、「寂光寺」、「金峯寺」のうちの「寂光寺」跡と推定されている。
【基本情報】
指定年月日 | 1977年4月26日 |
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所在地 | 気仙沼市本吉町午王野沢ほか、南三陸町歌津樋ノ口ほか |
見学 | 見学自由 |
アクセス | (車)三陸道歌津ICから30分 (鉄道)気仙沼線歌津駅から車で30分 |
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