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【概要】
北上川下流域の狭い沖積地に接した丘陵の南斜面に立地する。東西130m・南北90mほどの範囲に、直径3~9mほどの小型の円墳約50基が分布する市内で最大級の群集墳である。このうち3基が発掘調査されている。
墳丘は盛土による整地作業の後に砂岩の割石を積み上げたもので、中央部に割石小口積みによる退化した横穴式石室があった。石室からは鉄斧・鉄鑑・土師器などが出土しており、古くは蕨手刀や勾玉の出土も知られている。これらの年代は9世紀~10世紀であり、平安時代にまでおよぶ古墳の築造は、この地域の歴史的特性を示すものとして意義深い。
【関連史跡】
県指定史跡:鳥矢ヶ崎古墳群(栗原市)
【基本情報】
指定年月日 | 1973年11月6日 |
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所在地 | 石巻市中島字和泉沢畑 |
見学 | 自由 |
アクセス | (車)三陸道河北ICから5分 (鉄道)石巻線鹿又駅から車で5分 |
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