ここから本文です。
昭和初期に刈田郡蔵王町曲竹の鍛冶沢遺跡から出土しました。縄文時代晩期(大洞C2からAの移行期)の土偶です。眉と左腕以外は欠損が無くほぼ完形です。顔はやや上を向き、目や口は刻みを入れた楕円形の隆線で表現され、肩と腰は強く張って胴体はくびれています。目や口、足指などには僅かに赤彩の痕跡が認められます。これらの形態は当該期の土偶の特徴をよく示しています。ほぼ完形で出土したため、全体像が分かる貴重な資料です。
(高さ16.4cm・最大幅10.5cm)
(指定年月日)平成24年5月1日
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す