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昭和31年に石巻市の沼津貝塚から,角偶と一緒に出土しました。縄文時代後期末の鹿角製簪で、左足下半の欠損以外は完形です。頭は目・口を丸い窪み、頭頂部を綾杉状の刻みで表現しています。首側面には紐を通す貫通孔があり、胸は頭頂部と同じ彫刻を施しています。腕はないですが端部は長く二股に分かれて足を表現し、その下端付近にも綾杉状の彫刻を施した膨らみがあります。また、頭と脚には朱を塗った痕跡が認められます。裏側は磨いたのみです。
(長軸8.2cm・短軸2.1cm・厚0.8cm)
(指定年月日)平成10年12月4日
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