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北上町泉沢貝塚出土。昭和23年、石巻地方をおそったアイオン台風の際に偶然発見された。縄文時代晩期の大型の精巧な作りの土偶であり、体内が空洞になっている。左脚部がわずかに壊れているが、ほぼ完形である。頭部には王冠状の装飾があり、目は誇張されて遮光器をかけたように大きく表現されている。肩は横に大きく張り出し、腕は短めである。腰は末広がりで、太い脚は大きく開いて踏ん張った形をとるが、立てることができない。胴部には磨消縄文による雲形の文様が施されている。
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