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十八鳴浜(くぐなりはま)及び九九(くく)鳴き浜は,それぞれ気仙沼市の大島北東部及び唐桑半島西部に位置する,良好に保存された鳴砂の浜である。
十八鳴浜は大島の北東部に位置し,北東端から東南方向に延びる尾根と,その延長にある海食崖により囲まれ,円弧状の形態を成し,浜の長さは約200m,幅は約20mである。砂粒は全国の鳴砂と比較して石英の含有率が高く,大きさは0.2~0.3mmが多い。
九九鳴き浜は唐桑半島西部に位置し,大島との間の海峡に面する内湾性海浜である。浜は東部と西部に発達する海食崖,そして背後地に広がる小さな砂丘状の高まりにより囲まれ,浜の長さは約230m,幅は10~15m前後である。砂粒は粒径0.2~0.4mm前後の石英粒を多く含んでいる。
両浜ともに石英粒を主成分としており、その供給源は周辺に分布する中生代ジュラ紀後期の舞根層と小々汐層と考えられており,学術上,貴重な価値があるとされている。
十八鳴浜【気仙沼市大島】 | 九九鳴き浜【気仙沼市唐桑町】 |
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