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名取川の上流にある。この滝の成因は、火山角礫岩や凝灰岩の水平層のうち、下部の軟い凝灰岩が流水によって次第に削られて、深い洞窟をつくったことによる。この洞窟の水蝕が進んで、落口から数メートル上流にあった大甌穴(河床の岩石に割れ目や節理があると、河流による選択浸蝕が行われ、弱い部分が深く削られてくぼみができる。このくぼみに小石などが入り込むと、渦流のため小石がくぼみの中を転がって、円形の穴に拡大する。大きなものは直径・深さともに数メートルに及ぶこともある。)の下に達し、甑穴の底部が洞窟内に落下するという水蝕現象として珍しいものであったが、昭和20年7月10日の爆撃で一部破壊され、往時の姿は見られなくなった。
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