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この岩石は完晶質粒状構造で、内部は角閃石、中部は斜長石、外部は雲母・角閃石から構成され、菊の花状の模様をなしている。この花模様は放射状に配列しているので、この地方では「菊面石」と呼んでいる。
地中海のコルシカ島産のものが、この岩石の代表的なものであるが、日本で数箇所の他はスウェーデン、アメリカなどで知られているに過ぎない。
『原色岩石図鑑』(保育社)によると、約200年前、奇石収集家木内石亭(1724~1808)が白石産のこの岩石を「ナンダモンダ」の名で『雲根志』に記載したのが最初ではないかと言う。
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