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このカヤの主幹は南北二本あり、両幹とも高さ約23m、その基部は従来2mほど癒着していたが、昭和28年頃より割れ目ができてきた。地上1.5mの幹囲4.9m、両幹ともその分岐点の周囲約3.2m、枝張りは東西15.5m、南北15.3mである。このカヤは仮種皮をつけたままの種子が著しく丸いのが特徴である。
仮種皮をつけた種子は、長さ直径とも平均2.2cm、カヤの種子が丸味をおびることは往々見うけるが、このように丸いことは極めて珍しい。
言い伝えでは、このカヤは伊達政宗が青葉城築城後、鬼門除けとして植えたものという。また御前榧の俗称があるのは、種子を代々藩主の食用に供したからだといわれている。
マルミガヤ Torreya nucifera Sieb.et Zucc.var.sphaerica Kimura
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