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木造、素木造、2階建、屋根は寄棟鉄板葺の建築である。本屋の妻部に、棟高の一段低い切妻屋根の階段室を設け、2階正面中央にベランダを突出させる。部屋の配置は、中廊下方式である。構造的には洋風真束小屋組を架しているが、ベランダ正面の意匠に軒唐破風、懸魚、虹梁、鰭を付した大瓶束を用いるなど、各所に伝統的な和風手法を取り入れている。
明治末期の擬洋風校舎として、和洋折衷技法が根強く伝承され、地方色の濃い建築である。明治20年に新築、改造を受けながら明治43年、現在地に移築されたものであることが最近の調査で明らかになった。
指定年月日:昭和54年11月20日
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