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仙台藩の財政を支えた江戸廻米制度の基地として栄えた石巻港の様子を描いた絵馬である。廻船が入港する姿、停泊し、荷役する様子、さらには湊村の米蔵群や、北上川の両岸に立ち並ぶ町家などが描写され、それ自体が歴史資料である。また、技法においても黒漆地に金、銀、朱で彩色された蒔絵風の手法で描かれているなど、江戸時代の作風を伝えている。文化2年(1805)に石巻村中町惣若者中によって、鳥屋神社に奉納されたものである。
(縦86.3cm 横135.5cm 江戸時代)
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