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香林寺は天正12年(1584)の開山であるが、同年葛西氏の支館、月の輪館の東門を移築し、山門としたものという。建築年代はそれより古く室町時代後期から末期のものと推測される。平家建、桁行5.15m・梁間3.36m、屋根はこけら葺、一軒疎垂木。前後の軒の出が等しく、その点薬医門と異なる。本柱が中央になく、前面に来ていて四脚門とも異なる特異な形で、中世城門の姿を伝えるものとみられる。妻側虹梁上の一対の蟇股の意匠は、奇巧で地方色に富む。
指定年月日:昭和47年10月11日
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