ここから本文です。
本尊像は宝碧から足先まで、はぎ付けはなく、内到の全くないほぼ等身の一木ぽり彫である。鋭い刀法、細く一文字に彫り出した目、大ぶりな鼻梁と強く突き出た豪毅な口唇に特色がある。彩色は前、背面ともに裳の一部に朱色がかすかに残る。全体に重厚で威圧感のある作風であり、その中でも条吊、天衣、裳等の彫出の手法は、洗練されたやわらかさを感じさせる。
(ケヤキ材像高156cm平安時代)
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す