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ヒダリマキガヤは、滋賀県蒲生郡日野町西大路、三重県名張市長瀬、兵庫県養父郡養父町能座と、当小原で発見されたのみである。このヒダリマキガヤは、樹高約18m、根元の周囲2.75m、目通り幹囲2.05mで、推定樹齢は150年。種子は長楕円形で、仮種皮を除去した時の長さは3.3~4cm、径1.2~1.6cmであり、普通のカヤに比べて1.5倍以上の大きさである。肉質の仮種皮の表面には、多数の縦の細線が見られる。その方向は、多くはゆるく左に巻いているが、中には右巻きになっているものもあり、ほとんど巻いていないものもある。
ヒダリマキガヤ Torreya nucifera(Linn)Sieb.et Zucc.var.macrosperma(Miyoshi)Koidzumi
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