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院内中央に釈迦三尊を配し、周囲を多くの比丘形で埋めている。外院には千手観音などが位置して、それぞれ釈迦の説法に聴き入っている。また、下方には寺の庇護者と思われる衣冠武士を上畳に坐らせ、右には高僧を椅子に掛けさせて頂相として表しているが、この2人の加わった点は、釈迦説法図にあっては特異な例であり、人物描写に中国元代の影響が見られるのも注目される。
(絹本著色 縦159.8cm 横113cm 室町時代)
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