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釈迦が阿利羅抜提河の辺に立ち、沙羅双樹の下で、浬葉を迎える様子が描かれている。北を枕に横たわった釈尊を中心に摩耶夫人、菩薩らが会して、劇的な入滅の時に出会うが、これを囲む沙羅の樹は次第に枯れて白さを増していく。これらの描写は、大画面であるにもかかわらず写実性に優れ、ていねいな手法で描かれている。
画布の質や顔料、画法などから室町中期の作と考えられる。寺伝では狩野元信筆とする。
(絹本著色 縦227cm 横183cm)
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