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清海曼茶羅は、当麻・智光両曼茶羅と並ぶ浄土教三曼茶羅の一つである。当麻、智光両曼茶羅よりも二百年ほどおくれて、前二者を参考に組み立てられたものと思われ、沙弥清海が感得した図様と伝えられる。成覚寺には寛永7年(1630)五世良真のとき京都法林寺から伝来した。同じものが京都聖光寺に現存する。
略記には、「袋中和尚述作良鶴和尚書写」とあり、袋中は成覚寺開山の良罐の法弟である。袋中上人良定は、洛東法林寺を開山しており、法兄良罐のため洛東法林寺に蔵していたこの曼茶羅を成覚寺に収まるよう取り計ったものと思われる。
(縦183cm横151cm室町時代)
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