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薬師如来の春属である十二の夜叉大将の像は、十二支の獣と結びついて、衆生を守護する神将として、奈良時代から作られている。十二支獣を頭の上につけるのは平安時代からであって、このような標識をつけた像の系統に連なるのが本像である。手に武器類を持つ神将形で、表情や姿勢に変化があり、彩色が一部に残っている。十二支獣は江戸中期に補作しているが、地方作として、よく全像がまとまって残っている。
(カツラ・カヤ材寄木造 像高:子神将104.5cm、丑神将104.2cm、寅神将107.9cm、卯神将107.6cm、辰神将103.9cm、巳神将110cm、午神将104.8cm、未神将103.6cm、申神将103.9cm、酉神将103.3cm、戌神将104.5cm、亥神将107.6cm 鎌倉時代)
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