ここから本文です。
開始時期は不詳であるが、船形山神社には古くは4月8日、現在では5月1日に行われる「御開帳」とよばれる例祭があり、梵天ばやいの神事はこのときに行われる。
この祭りは、山の神が春になると水田耕作に先立って山を降りて田の神になり、稲作の豊作を見守り、収穫が終わると再び山へ昇って山の神になるという、この地方の伝承が、そのまま祭の形になっている。梵天ばやいの神事は船形山麓一帯の集落の人々が船形山の里宮である薬師堂の境内で、神官が投げ出す2mほどの青竹にたくさんの紙垂を飾った梵天を奪い合い、それによって農耕神の加護を獲得するというものである。
祭りのほとんどが旧態のまま良好に伝承されており、県下では他に例をみない貴重な習俗である。
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す