ここから本文です。
本尊薬師如来像を納めた厨子の前に立つ像で、素地に彩色したケヤキの一木造の神将形の天部立像である。両像とも体躯から邪鬼まで一木で彫成している。持国天は口を開いた阿形面で、右足は邪鬼の腰を、左足は邪鬼の頭を踏む。増長天は上下歯をみせた吽形で、右足は邪鬼の頭を、左足は背を踏む。材質感をよく表現した堅実な彫法に、平安後期の天部像の造形がうかがわれる。
(ケヤキ材一木造 像高119.4cm 平安時代)
お問い合わせ先
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
重要なお知らせ
こちらのページも読まれています
同じカテゴリから探す