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牡鹿半島の東方洋上に浮かぶ江ノ島列島は、江ノ島、二股島、平島、足島、笠貝島そのほかの小島嶼からなるが、ウミネコ、ウトウの繁殖地でもあり、特に数多く生息している。指定当時は、江ノ島に接する小島がウミネコの繁殖地であった。後、足島にうつり最近は笠貝島にも多くなった。江ノ島列島はウミネコやウトウの天敵が少なく、繁殖地としての好条件がそろっていると言われている。
ウミネコは、鳴き声がネコに似ていることからこのような名をもつ。白い尾羽の末端に黒帯があるのが特徴で、眼と口もとは朱色、頭頸・腹・下腹部が白く、背面は青灰色である。12月下旬頃から飛来しはじめ、4月~6月に繁殖し、8月に島を飛び去る。
ウトウは、古くから人に知られ、善知鳥の名で謡曲にもあつかわれている。特に足島に多く、1m以上もある横穴を掘って中に1卵を産む。繁殖期は5月~7月である。
ウミネコ Larus crassirostris(かもめ科)
ウトウ Cerorhinca monscerata(うみすずめ科)
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